会話力を高める小さなリターン

2016.11.02 (水)
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「話をしていても会話が続かないのです」これは会話下手で悩む人の代表的な悩みのひとつです。

 

さて、会話が続かないというのはどういう状態なのでしょうか?

 

会話が続かない理由

 

【会話が続かないパターン】
話題を見つけて一生懸命に話しをするのにいつのまにか沈黙が・・・。
なんとかその場を取り繕おうと話したのに、相手は「へぇ~」「そうなの」「成程ね~」と相槌はあるもののひとしきり自分が話し終わったら沈黙・・。聞き手も相手が一生懸命話してくれているのに気の利いた返事ができないためにいつの間にか沈黙・・。「へぇ~」「そうなの」「あっそう」くらいしか返すことができず、どんなことを返したらいいのかさえ分からない。

 

実はこのパターン、聞く方も話す方もどちらも相手に対して投げかけることをしていない為にお互いに次の返答に困ってしまっているのです。よく会話はキャッチボールだといいますが、そのとおり言葉が会話をする二人の間をいきかっている様子を思い浮かべてみると分かりやすいかもしれません。
チョッとご覧になっていただきましょう。

 

M: 私日曜日に初めて野球の試合を見に行ったのよ。
S:へぇ~そうなんだ
M:そうなの、横浜対東京の試合だったんだけどやっぱり迫力があるのよね!
S:ふ~ん
M:・・・・・。

 

とこんな感じです。

 

Mは一生懸命に話題を見つけて話をしていますが自分のことを話すだけで精一杯。
Sはというとあまり興味がないのか取り合えず相手の話を聞いているというアクションをすることで精一杯。二人とも楽しく会話をしたいと思っているのになかなか盛り上がりません。これは、まさにキャッチボールができていない状態です。Sは投げられたボールを受け取ってはいますが返球をしないので、Mはもっと投げないといけないと考え新しいボールを投げてみます。ところが、またSは受け取ったものの返球をしてくれない・・。これを繰り返すうちにさすがのMも投げるボールがなくなってしまいテーブルをはさんで沈黙・・。という状況です。

 

つまり「会話下手さんは返球ができない」ことに課題があるということが分かります。
勘違いをされることがよくあるのですが「へぇ~そうなんだ」「ふ~ん」は相槌で返球ではないのです。私はこの返球のことを“リターン”と呼んでいます。

 

小さなリターンを試してみる

 

小さなリターンを使ってMとSが会話をすると・・

 

M; 私日曜日に初めて野球の試合を見に行ったのよ。
S:へぇ~そうなんだ。どこで見たの?
M:東京ドームよ。横浜対東京の試合だったんだけどやっぱり生は迫力があるのよね!
S: ふ~ん。東京ドームかぁ・・やっぱり生だと違うの?
M:うん。そんなに野球が好きっていうわけでもなかったけど、迫力があるしカッコイイ選手も見つけた  

  しまた行こうかなって!
S: へぇカッコイイ選手がいるんだ。誰よ?
M:〇〇〇〇って知ってる?

 

Sがリターンを少し加えただけで随分と会話が膨らみました。
ここで紹介している「どこで見たの?」「やっぱり生だと違うの?」「誰よ?」のように話し手が言った言葉を引き取って返球にしていくことを私は「小さなリターン」と呼んでいるのです。これは相手の話を聞いていれば比較的簡単にできるものです。

 

会話下手さんが会話は難しいと思うのは、この返球も含めて相手の興味に合わせたプラスの話題を投げかけることが求められているのではないかと考えてしまうことだと思います。

 

例えばこんな風に・・。

 

M: 私日曜日に初めて野球の試合を見に行ったのよ。
S:そういえば今シーズン中よね。一位はどこだっけ?
M:初めてだからよくわからないけど、楽しかったわよ。
S: 巨人だったかしら?それとも横浜?
 M:・・・・。

 

野球が好きな人同士ならこんな会話も楽しいですが、もしSがあまり野球のことを知らないのにMの話に対して何か話を盛り上げる話題を見つけて返さなければと考えてしたリターンだとすると大変な作業になります。まして毎回こんな話題が見つけられればいいですが、相手の話の内容によっては本当に何も言葉が出てこないということにもなりかねません。こんな風に相手の話にさらなる話題を自ら乗せてするリターンを私は「大きなリターン」と呼んでいます。しかしここでの大きなリターンは、初めて野球を見たMには難しくてMも返事に困ってしまっているようです。頑張ったのにチグハグではもったいないですから、始めは「小さなリターン」を意識して練習をしてみてください。

 

小さなリターンの練習

小さなリターンができるチャンスは結構身近にあります。
昔から挨拶のときにもしています。

 

A:「おはようございます。いいお天気ですね
B:「おはようございます。そうですね。お出かけですか?
A:「はい、お天気がいいので水泳に行こうと思って・・」
B:「水泳ですか。いいですね。気を付けていってらっしゃい」

 

「おはようございます」という挨拶だけでもいいのですが、一言を付け加えて返球をするだけで人対人の温もりの感じられる会話が生まれます。

会話上手は返球上手。自分と相手の間を言葉が行ったり来たりしている様子をイメージして“小さなリターン”を実践してみて下さい。

 

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